【在宅ワーク】入力データの業務を依頼/受注するまで
パソコンやスマホなどがあればどこでもはじめられる「在宅ワーク」。
会社だけでなく、家やワークスペースなど、場所にとらわれない働き方で注目を集めています。
一般事務やイラストレーター、ライターやコールセンターの業務など、一言で在宅ワークと言ってもその職種は多岐にわたります。
中でも、初心者でもできる仕事として人気を博しているのが「データ入力」の仕事です。
タイピングスキルがあればできる仕事が多く、近年の在宅ワーク普及に伴い、企業からの募集も増加傾向に。
そこで、「実際の仕事内容は?」「稼げるの?」「依頼の仕方は?」など、データ入力業務に関する疑問にお応えします。
在宅ワークの実際の働き方は?
在宅ワークは、その名の通り「自宅にいながら」パソコンなどの機器を使って仕事をする働き方です。
会社などのオフラインではなく、オンライン上でメールやクラウドサービスを通じてやりとりを行います。
就業場所を指定しない請負契約やフリーランスでのサービス提供なども在宅ワークのひとつです。
データ入力業務は、プロジェクトや業務に必要なデータを入力または転記する作業のこと。
納品までのスケジュールは、数日後に納品する単発タイプ、決まった期間で定期的に行う長期タイプのどちらもあり、希望に合った納期で進めることが可能です。
依頼から支払いまでの流れ
受注者目線で見た、基本的な業務の流れは以下の通りです。
1. 業務発注者から業務に必要なデータ情報や納品期日などを受け取ります。
マニュアルを用意しているところもあるので、その場合は業務前にマニュアルを読み込み、業務内容を把握します。
ここで注意するのは、しっかりと依頼内容を把握すること。
細かい部分まで理解できれば、ミスを減らせて信頼度がアップします。
2. 自宅パソコンにて、実際に業務をはじめます。
在宅ワークは、業務時間にしばられない面が魅力です。
家事の合間に少しずつ進めたい方や、小さな子供のいるパパ・ママは、子供が寝てから…という方も多いでしょう。
しかし、長く続けるためには無理なく働くことが大切。
納品までは、責任を持って進められるスケジュールを組みましょう。
3. 不明点などがあれば早めに聞きましょう。
業務上の分からないことは、そのままにせず、早めに対処することで信頼感がアップします。
事前に担当者の名前や連絡先を聞いておくと、いざというときに慌てずに済みますよ。
ただし、事前に情報をもらっている場合は、自分で調べる努力も必要です。
専門用語などは、Googleなどの検索ツールで調べると効率良く進みますよ。
4. 業務発注者の希望の形態で納品する。
業務が完了したら速やかに業務発注者に納品しましょう。
納期を守るのは社会人として当たり前のルール、最低限のマナーです。
納期に遅れないのはもちろん、できるだけ早く納品できる方が重宝されますよ。
体調が優れないなど、万が一納期に間に合わない場合は、事前に連絡するなど配慮しましょう。
データ入力業務の種類
単純に「データ入力業務」と言っても、数字を入力するもの、リサーチ結果を入力するもの、録音内容を入力するものなど、さまざまな種類があります。
ジャンルが幅広いので、頼みたい業務内容に見合った人材の確保、興味のある内容の仕事を見つけることで、スムーズかつトラブルなく仕事を進めることができます。
具体的には、紙情報・PDF情報・音声情報などを文字データとして入力する業務と、コピー&ペーストで情報を転記する業務の2分野があります。
前者は、タイピングスキルやスピードによって報酬額が変わりますが、後者は1つのデータにつき報酬が固定されている場合が主流です。
データ入力の仕事は、自分のライフスタイル合ったペースで受注できる点が大きな特徴です。
時間に余裕がない方でも副業としてはじめやすく、発注する側も数やスケジュールに余裕を持たすなど工夫されています。
データ入力の報酬(目安)
受注者が実際に稼げるかどうかは、かける時間や作業スピードによって大きく異なります。
データ入力の仕事は外で働くよりも基本の単価が安い傾向にあり、時給制での相場は、およそ1,000円程度。
作業量を問わず収入を得られる反面、時間に制限がかけられていたり、効率良く動けているのかチェックが入ったりと、かけた時間=報酬とはいかない場合もあります。
発注側からすると業務姿勢が見えないので、当然と言えば当然の対応なのですが、「一生懸命やっているのに、どうして制限がかかるのか」と双方で認識のズレが出てしまうこともあるので注意が必要です。
発注側は制限への説明を行う、受注側は何の業務に対してどれくらい時間がかかっているのかを細かく報告するなど、双方で配慮すると信頼関係も築きやすくなります。
コピー&ペーストでできる転記作業などの出来高制の場合、相場は10円~100円程度と業務内容によって大きな差があります。
こちらも時給に換算すると1,000円程度なのですが、スキルを磨いて作業スピードを上げれば、それだけ収入を得られるので仕事への満足感が異なります。
また、正確で仕事が早い優秀な人材ほど稼げるので、人が離れていくのを防ぐメリットもあります。
ただし、慣れない間はなかなか稼げない…と感じてしまうことも。
タイピングスキルがあり、入力スピードも早い方なら、文字のデータ入力がおすすめです。
文字にする音声データの再生時間×100円程度、1文字0.1円~1円程度など、案件ごとに算出方法が異なるので、個性にあったデータ入力の仕事を見つけやすい点が特徴です。
データ入力の仕事は、誰でもはじめられますが、ある程度時間をかけて、正確に数をこなさないと収入は得られません。
パソコンの前で長時間コツコツとした作業に打ち込める方、同じ作業を飽きずに続けられる方でないと、安定した収入を得られません。
単純作業のように見えて、継続するには難しい業務だということを発注側も受注側も頭に入れておきましょう。
オンラインでの仕事に大切なこと
相手が見えないオンライン上での仕事では、「信頼関係」が何より重要です。
納期などの約束を守れるか、単純な仕事や質問でも丁寧に対応できるか、報連相などのコミュニケーションは取れるかなど、会わないからこそ双方がシビアに判断されます。
新規の案件を進めるには勇気がいりますが、一度信頼を得ると「次の仕事もお願いしようかな」「次の依頼も受けたいな」と進行しやすくなるので、迅速にかつ丁寧な対応を心がけましょう。
ひとつひとつの仕事に真摯に打ち込める人は、リアルでもオンラインでも重宝されるということなのかもしれませんね。
おわりに
在宅ワークのデータ入力の仕事についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
仕事を受ける側は、自身のライフスタイルに合ったスケジュールで進められる案件を見つけ、依頼内容をしっかりと把握する努力をしましょう。
丁寧な仕事を提供すれば、おのずと継続して案件を受注することができますよ。
仕事を依頼する側は、無理なスケジュールは立てず、作業者がゆとりを持って進められる環境を整えることが大切です。
また、業務内容によって時間報酬/固定報酬など、算出方法を検討すると優秀な人材が集まりやすくなります。
在宅ワークは、発注側にも受注側にも大きなメリットがある働き方です。
双方の満足を高めてより充実した毎日を過ごしてくださいね。
投稿日:2023.02.22
在宅ワーク歴15年目のフリーライター
kaneboi
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